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花粉症の症状は?どの治療薬が効くのか

春になると楽しいことがたくさんあると言う人がいる一方で、春になって花粉が飛び始めると辛い症状が出るので、春になるのが憂鬱だという人もいます。
花粉症の人は、何かとつらい症状に悩まされますが、薬や手術による治療法以外に、花粉との接触をできるだけ減らすことなど、日常生活を工夫することで症状を軽減することも可能です。

花粉症の原因となる花粉は、何十種類もありますが、日本で一番多いのはスギです。
スギ花粉症は例年2月ごろから飛散し始めます。
日本人のスギ花粉症の罹患率は、1998年は約16%程でしたが、2008年には約27%と激増しています。

多くの人は花粉が体の中に入って来ても特に異常は出ませんが、花粉症の人の場合、免疫システムが誤作動して花粉を外敵だと勘違いしてしまいます。
そのため、花粉を追い出そうと攻撃態勢になることで、鼻水やクシャミ、鼻づまりなどが起ります。

花粉を排除しようとして、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されるのです。
このヒスタミンが、神経や血管を刺激するため、花粉症の症状が出ます。

鼻水
くしゃみ中枢が刺激されるとくしゃみが出て、分泌腺が刺激されると鼻水が出ます。
風邪をひいた時も鼻水は出ますが、風邪の時の鼻水はドロリと粘り気があったり白っぽくなっていたり黄色くなっています。
それに対して花粉症の時の鼻水は、粘り気がなくサラサラとしていて透明で、色はついていません。
鼻づまり
鼻の血管が刺激される場合は、鼻づまりなどが現れます。
また、鼻以外にも目に花粉が入ると目が痒くなったり、のどに花粉が付くと喉がイガイガしたり咳が出たりします。
頭痛や倦怠感
それ以外にも、鼻や目が炎症を起こしているので、炎症に対する反応として、頭痛や全身の倦怠感(だるい)が起きることもあります。
また、喘息がある人では、喘息の症状が悪化することもあります。

花粉症は一度発症すると、中高年を覗いて自然に改善するということは少ないので、症状が現れたら出来るだけ早く、耳鼻咽喉科やアレルギー科を受診して治療することが大切です。
既に花粉症だと診断されている人は、花粉が飛び始める前に対処するのがベターです。

花粉症の治療薬について

花粉症の治療は、症状に応じて薬物療法を行うのが一般的な治療法です。

抗ヒスタミン薬

くしゃみや鼻水の場合は、抗ヒスタミン薬が使われます。
ヒスタミンの作用を抑えて、症状を和らげます。
抗ヒスタミン薬の代表的な物には、セチリジン塩酸塩を成分とするジルテック、フェキソフェナジンを成分とするアレグラなどがよく使われています。

抗ヒスタミン薬は「眠くなるから嫌だ」という人もいますが、それは第一世代と呼ばれる一昔前の抗ヒスタミン薬での話で、今は年々改良が進んで第二世代の抗ヒスタミン薬ができています。
第二世代の抗ヒスタミン薬は、眠気などの副作用が第一世代と比べるとずっと少なくなっています。
セチリジン塩酸塩のジルテックも、フェキソフェナジン塩酸塩のアレグラも第二世代です。

抗ロイコトリエン薬

鼻づまりには、ロイコトリエンという鼻づまりの原因となっている物質を抑える抗ロイコトリエン薬を使います。
効果が現れるのに少し時間がかかりますが、副作用が少ないというメリットもあります。

薬以外の治療法

お薬以外の治療として、レーザーで鼻の粘膜を焼いて、アレルギー反応が起こす場所を減らす鼻粘膜焼灼手術と言う方法もあります。
この手術は、花粉が飛び始めてからではなく、花粉が飛び始める1か月以上前に行う必要があります。

そして、花粉症を根本的に治す方法として期待されているのが、舌下免疫療法です。
2014年から健康保険の適用となったので、この治療法も受けやすくなりました。

舌下免疫療法は、スギ花粉のエキスを少しずつ体に慣らす方法です。
1日1回スギ花粉のエキスを舌の下に落とし、約2分間そのまま含んでから飲みこみます。
2週間かけて、量を少しずつ増やしていきます。
それ以降は一定量のスギエキスを毎日使い続けます。
治療を開始した最初の1年は、2週間毎の通院が必要になります。

花粉症の予防法

花粉症の予防や症状の悪化を防ぐためには、日常生活の中で極力、花粉に触れないようにすることが大切です。
また家の中に花粉を持ち込まないことも、重要です。

外出時にはマスクや帽子、花粉症用のメガネの着用などが予防になります。
上着はツルツルとした素材がベターです。
外から帰ったら家に入る前に花粉をしっかりと払い落として、さらにうがいや洗顔をするようにしましょう。